天皇皇后両陛下は国民文化祭などに出席するため岐阜県を訪問中。また愛子さまと佳子さまもそれぞれ地方公務に励まれている。宵の口を照らす無数のちょうちん。天皇皇后両陛下を歓迎するため、きのう開かれた行事。宿泊先のホテルでそれに応えるのは両陛下。即位後初めて岐阜県を訪問されている。きょうは「全国障害者芸術・文化祭」の展覧会場を訪れ、作品について制作者自身から説明を受けたほか、制作の様子を熱心に見学されていた。一方、先週土曜。秋の花が咲く山あいを訪問されたのは、両陛下の長女・愛子さま。3年前の豪雨災害に見舞われ、その後再開した佐賀市の和紙工房を訪れ、女性職人の手ほどきで伝統の和紙作り「名尾手すき和紙」を体験された。これに先立ち訪問されたのは「国民スポーツ大会」の柔道会場、佐賀市にある「SAGAアリーナ」。秋篠宮家の次女・佳子さまも現在、佐賀県に滞在されている。きのうは有田焼の名品などを鑑賞。「日本工芸会」の総裁である佳子さまの耳には有田焼のイヤリング。そしてきょうは「国民スポーツ大会」の閉会式へ。この大会は開会式で陛下がお言葉を述べられていて、きょうの閉会式では佳子さまが天皇杯・皇后杯を授与された。そして先ほど午後4時半ごろ、両陛下は国民文化祭の企画展を視察し、高校生たちが自ら設計した人工衛星について説明を受けられた。皇后さまは、延べ70人ほどで活動していると聞き「本当、すごいですね」と驚かれた様子だった。両陛下はこんや東京へ戻られる。