去年12月、28歳で角界を去ったのが元小結・阿武咲。新入幕で敢闘賞を獲得し、3場所で三役に昇進した。阿武咲と貴景勝は同学年で阿武咲は全国優勝を経験。阿武咲と貴景勝が初めて対戦したのは中学3年の時。勝ったのは貴景勝だった。リベンジを果たしたのは高校時代。その後、2人は大相撲の世界へ。しかし、先に新入幕を果たしたのは貴景勝、一気に大関まで昇進。一方、阿武咲は膝に大きな怪我を負い、苦しい日々が続いた。令和5年の初場所、阿武咲は10勝2敗で単独トップ。13日目の相手は9勝3敗の貴景勝。貴景勝が勝利した。この勝負を振り返り、阿武咲は普段は絶対にやらないことをやってしまった。1発張られてイラッとしてしまい、やり返しに行ったところで浮いてしまい、押し出された。同級生ゆえ、この時だけは我慢できなかったと話した。この勝負をきっかけに阿武咲は優勝争いから脱落。阿武咲はこれが自分の相撲の集大成だと思ったという。貴景勝も2024年9月に引退した。