- 出演者
- 今田耕司 市川紗椰 吉田賢 二所ノ関[13代目]
市川紗椰は色んなスポーツの中でも相撲はライバル関係というものは時代の空気をつくっていると話した。吉田賢アナは実況する立場もライバルという言葉を直接的には使わないが煽ると話した。二所ノ関は琴奨菊がライバルだとよく言われていたと話した。
能町みね子がライバルに挙げたのは曙×貴乃花。貴乃花の大関時代、横綱昇進を何度も阻んだのが曙だった。2人は同期で、対戦成績は曙:23勝×貴乃花:22勝。45回のうち27回は千秋楽結びでの対戦。
山根千佳がライバルに挙げたのは朝青龍×白鵬。平成半ば、3年以上一人横綱として君臨し続けた朝青龍。絶対王者の前に現れたのが5歳年下の白鵬。平成20年の初場所千秋楽、朝青龍の休場中に2連覇した白鵬と3場所ぶりの対戦。にらみ合いの合計時間は1分36秒。勝ったのは白鵬。
平成22年に朝青龍が引退すると、白鵬は一人横綱となった。そこから4場所連続で全勝優勝。連勝を63に伸ばしたところで稀勢の里と対戦。稀勢の里が勝利し、白鵬は63連勝でストップ。当時、白鵬は一番怖い力士は稀勢の里だと話していたという。元稀勢の里・二所ノ関親方は白鵬について、ライバルとは言えないが、目標としていたと話した。
二強横綱の力関係を分析。柏戸と大鵬の対戦成績は柏戸:16勝、大鵬:23勝。直接対決の勝率で最初は柏戸が上回っていたが、2人が横綱に昇進した後は大鵬が上回った。優勝回数に大きな差があるのは横綱時代の力関係が影響している。続いては輪島と北の湖。最初は5歳年上の輪島がリードしていたが、北の湖が横綱になった後は差が詰まる。輪湖時代の後半は北の湖が優勢だった。続いては曙と貴乃花。2人の横綱時代、グラフはほぼ重なり合っている。最後まで力が拮抗していた。二所ノ関親方は輪島と北の湖について、北の湖さんが研究して長い相撲に持ち込むようにしてから勝率が上がったと話した。市川紗椰はお互いに具体的な作戦を考え始めたらライバルだと話した。北の富士と玉の海、親友の2人は昭和45年、揃って横綱に昇進。互いに優勝を重ね、北玉時代と呼ばれた。しかし、玉の海が急病で亡くなった。
西田淳裕がライバルに挙げたのは豊ノ島×琴奨菊。平成28年の初場所、琴奨菊は12勝0敗。豊ノ島は10勝2敗。豊ノ島が勝ち、琴奨菊:12勝1敗、豊ノ島:11勝2敗となった。2人は子どもの頃から競い合ってきた。その後、琴奨菊は勝ち、13勝1敗で千秋楽を迎える。対戦相手は豪栄道。琴奨菊は勝利し、14勝1敗で初優勝。花道で待っていたのは豊ノ島だった。
ライバルの共通項は入門時期・学年・出身地・新十両場所・新入幕場所・血縁・横綱同士。さらに照ノ富士と逸ノ城は同じ飛行機で同時に日本にやって来た。また、豪栄道と妙義龍も同じ新幹線で上京したことから乗り物もライバルを生む要素となった。隆の里と二代目若乃花も同じ夜汽車で青森から上京。吉田賢アナは相撲教習所で一緒だったりすると、そこでライバルになることもあると話した。二所ノ関親方は琴奨菊・豊ノ島と一緒に教習所に通った。その時から勝負は始まっていたと話した。
初対戦から6年近くにわたって白星と黒星を繰り返していたのは元碧山・岩友親方と元妙義龍・振分親方。2人は平成21年5月に入門。碧山の持ち味は長い腕を活かした相撲。一方、妙義龍は懐に入り、相手を起こして押す相撲。振分親方は碧山について、思いっきりぶつかれる相手だったと話した。2人とも番付を十両に落とした時の巡業中の稽古で岩友親方は朝早くから稽古に行って、振分親方に毎日声をかけた。たまに怒られることもあったが、気づいたら後ろに来てくれていたという。そこから2人とも三役に戻ることができた。2人は去年、同じ日に引退を発表した。
輪島と北の湖の時代、間に割って入ったのが三重ノ海。全勝優勝を決めたこともある。競い合った同世代の力士はやがて引退し、ほぼ同じ頃に部屋を率いる親方となった。その中でも特に元貴ノ花・二子山親方の部屋は次々と関取を輩出。平成5年は幕内で10人が二子山部屋だった。その中から2横綱と1大関が誕生。9場所続けて二子山部屋の力士が優勝したことも。二子山部屋を倒すために武蔵川親方が目をつけたのが大学出身力士。学生相撲で実績を積んだ力士を積極的にスカウト。育成のため、部屋に用意したのが角界では珍しかったトレーニングルーム。二子山部屋の力士に対抗できる技を教えた。武蔵丸には横綱・貴乃花への対抗策を伝授。学生の勧誘・速攻相撲・腕の返しによって武蔵川部屋から1横綱3大関が誕生。6場所連続優勝を果たした。二所ノ関親方は元琴奨菊の秀ノ山部屋は意識していると話した。
去年12月、28歳で角界を去ったのが元小結・阿武咲。新入幕で敢闘賞を獲得し、3場所で三役に昇進した。阿武咲と貴景勝は同学年で阿武咲は全国優勝を経験。阿武咲と貴景勝が初めて対戦したのは中学3年の時。勝ったのは貴景勝だった。リベンジを果たしたのは高校時代。その後、2人は大相撲の世界へ。しかし、先に新入幕を果たしたのは貴景勝、一気に大関まで昇進。一方、阿武咲は膝に大きな怪我を負い、苦しい日々が続いた。令和5年の初場所、阿武咲は10勝2敗で単独トップ。13日目の相手は9勝3敗の貴景勝。貴景勝が勝利した。この勝負を振り返り、阿武咲は普段は絶対にやらないことをやってしまった。1発張られてイラッとしてしまい、やり返しに行ったところで浮いてしまい、押し出された。同級生ゆえ、この時だけは我慢できなかったと話した。この勝負をきっかけに阿武咲は優勝争いから脱落。阿武咲はこれが自分の相撲の集大成だと思ったという。貴景勝も2024年9月に引退した。
市川紗椰は「勝手にライバル選定委員会」に呼ばれなかったことが悔しいと話した。吉田賢アナは大相撲とライバルは切っても切れない関係などと話した。二所ノ関親方はライバル関係を意識して大相撲を見ると、大相撲の見方も変わってくるなどと話した。今田耕司が本日のまとめを発表。ライバルとはエンターテインメントだと話した。
西田淳裕が選んだ推しの現役力士は豊昇龍と王鵬。王鵬は大鵬の孫、豊昇龍は朝青龍の甥。豊昇龍は王鵬に勝って優勝し、横綱に昇進した。山根千佳が選んだのは豪ノ山・湘南乃海・伯桜鵬。能町みね子が選んだのは若元春と若隆景。2人は兄弟で兄が若元春、弟が若隆景。同じ部屋のため、対戦はないがライバルだと思うと話した。二所ノ関親方は大の里について、豊昇龍が横綱に上がって刺激になっている。稽古量も増えたと話した。
エンディング映像。
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2024年5月12日(0:10)