新潟県南魚沼市の農家では今年3月、空きに収穫予定のコシヒカリ約30トンを5キロ5500円~1万400円で販売した。概算金引き上げの動きを受けて、販売価格は去年より約2000円高く設定したが約2か月で完売した。猛暑と渇水の影響で一部の田んぼでは稲が枯れる被害も出ている。今のような気象状況が続いてコメの収穫量が減れば販売価格のさらなる引き上げを検討せざるを得ないと懸念されている。そんな中、昨日小泉農相が新潟県を視察した。新米の販売価格が上がるのではとの見方が広がっており、福岡県のコメ卸売会社では先月末に宮崎県の早場米が入荷し現在精米作業が行われている。宮崎県産の早場米でも概算金がたかくなっている。宮崎県では今年、概算金が去年より60キロあたり3万円ほどになるのではとみられている。