初対戦から6年近くにわたって白星と黒星を繰り返していたのは元碧山・岩友親方と元妙義龍・振分親方。2人は平成21年5月に入門。碧山の持ち味は長い腕を活かした相撲。一方、妙義龍は懐に入り、相手を起こして押す相撲。振分親方は碧山について、思いっきりぶつかれる相手だったと話した。2人とも番付を十両に落とした時の巡業中の稽古で岩友親方は朝早くから稽古に行って、振分親方に毎日声をかけた。たまに怒られることもあったが、気づいたら後ろに来てくれていたという。そこから2人とも三役に戻ることができた。2人は去年、同じ日に引退を発表した。