長野県茅野市には年間2万人が訪れる変わった神社がある。神社は作り始めて95年になる「みそ蔵」の中にある。茅野市のある諏訪地域は寒冷な機構を利用して信州味噌をつくる味噌の名産地。この蔵の中にある神社は「貧乏神神社」といい、悪いものを外に出して縁を切るのが目的の神社で、拝んだり手を合わせたり頭を下げたりしてはいけないという特徴がある。参拝の方法は、まず投げるための豆代として100円を入れ、貧乏神の身代わりのご神木を貧棒という棒で3回叩いたあと、3回蹴る。どちらも3回ずつなのは「さんざん」な目に合わせるという洒落なんだという。最後に味噌の材料である大豆を貧乏神に投げつける。ここで悪いものを振り祓った後は隣りにある神社で運気をアップするというのがここのお参り方法となっている。このみそ蔵には参拝客に人気の2年間熟成された味噌を使った「みそプリン」という味噌グルメもある。林田さんは「味噌の強い香りがするわけではなく、甘さのコクが増していて美味しい」などとコメントした。