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「八王子空襲を記録する会」 のテレビ露出情報

太平洋戦争の末期、米国軍の戦闘機による機銃掃射が各地で相次いだ。標的の一つとされたのが列車。昭和20年8月5日、東京・八王子で中央本線の下り列車が銃撃され少なくとも52人が犠牲になった。毎年銃撃のあった日には慰霊の集いが行われている。銃撃された列車に乗っていた女性(92)は一緒に疎開先に向かっていた姉を亡くした。当時を語れる人が少なくなる中、乗客や目撃者などの証言を記録したテープが残されていた。保管していた元高校教諭・瀬沼秀雄は約40年前に地元の市民グループ「八王子空襲を記録する会」に所属しており、調査する中で列車銃撃を知ったという。瀬沼は「罪のない人に銃撃を加えた大きな惨事がこんなに身近なところにあったことにびっくりした。記録して風化しないようにしておかないと思った」と話す。当時、新宿発長野行きの列車は疎開する人などで混み合っていた。現在の高尾駅の先にあるトンネルに入る直前に戦闘機に襲われたという。瀬沼は「いまガザやイスラエルの報復、ウクライナで戦争が起きている。戦争ではまったく罪のない人が犠牲になる。テープの生の声を聞いて共感して、自分に何ができるのかどうすれば平和に貢献できるのか、考えの一助にしてほしい」と話す。

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