北海道八雲町。人口は半世紀で3万5000人から1万5000人まで減少(総務省調べ)。過疎化が進む町で役場の新庁舎建て替え問題が起きている。町長が新庁舎の事業計画を白紙に戻す方針を固めた。現在の庁舎は築64年で老朽化が進んでいる。八雲町は老朽化した施設を一つにまとめて新設することにした。新庁舎は鉄骨造り3階建て、延べ床面積6150平方m。役場庁舎のほかに公民館や保健福祉施設も併設され、建設予定価格はデザイン設計費約1億9000万円を含む33億円。デザイン監修を手掛けたのは国立競技場をデザインした隈研吾。隈研吾建築都市設計事務所は「町からの正式な連絡がないためコメントは控えさせていただきます」としている。事業計画を白紙に戻す理由は建設費が42億円になったことと、入札に参加した事業者がゼロだったこと。新庁舎建設には国の補助金を使う予定だが2030年度までに完成させることが条件。計画を白紙に戻すことの是非を問うきのうの住民説明会には178人の町民が参加。ゼロから計画し直すことに賛成する人が多数だった。
