原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物「核のごみ」が保管されている村を取材。青森県六ヶ所村には約1万人が暮らしている。再処理工場に核のごみが保管されている。1984年、多くの人が出稼ぎを余儀なくされるなど厳しい経済状況だった六ヶ所村。石油コンビナート建設計画が頓挫、広大な空き地が残っていた。使用済み核燃料の再処理工場建設地として白羽の矢が立った。反対運動が起こり県全体に拡大。再処理工場の建設を受け入れ、その後開発推進へ大きくかじを切る。再処理工場を受け入れたことで公共施設が整備され、雇用も生まれるなど生活環境は大きく変化。一方で課題も。人が近づけば即死するレベルの放射性を放つ核のごみ。ガラスでかため、さらに金属製の容器に閉じ込めて保管されている。国は青森県を最終処分場にしないと約束。六ヶ所村は50年を期限に核のごみを預かることを受け入れた。今後の保管について橋本隆春村長は「受け入れから30年が経過している現状から本職をはじめ村民や議会などの所感を総括すると懸念があるの一言に尽きる」としている。核のごみの最終処分場は決まっていない。
