38年ぶりの日本一を目指す阪神タイガース。当時も多くのファンが集った道頓堀に昨日ZIP!がいいくと、試合直後に集まっているファンはいなかった。一方、近くのカラオケ店ではすでに歓喜の瞬間のための準備は万端。日本一に向け、ファンの応援を胸に臨む阪神。試合は0-0で迎えた4回、おとといホームランを放っていた5番のノイジーが昨日も先制点となる3ランホームラン。同じ頃、1万2000人を超えるファンが集まった甲子園のパブリックビューイング会場はこの一発にまるでここで試合が行われているかのような盛り上がり。さらに道頓堀では盛り上がる阪神ファンに驚く外国人も。先制した阪神はその後も猛虎打線をみせ6点差。そして阪神リードで迎えた9回裏。日本一までアウト1つ。道頓堀ではその瞬間を見届けようと多くのファンが集まっていた。甲子園から声援を送るファンはゆずの「栄光の架橋」で勝利の瞬間を願う。そして阪神タイガースが38年ぶり2度目の日本一を達成した。岡田監督が5回宙を舞った。試合終了から約15分後、甲子園球場では、1万2000人を超えるファンが六甲おろしを大合唱。一方で、戎橋周辺の川に近づけないようシートをはるなど対策を施していた道頓堀。試合終了から1時間以上経ってもその興奮はおさまらず、警官約1300人を投入する厳戒態勢に。すると、確認できただけでも6人が飛び込んでいた。試合後には歓喜のビールかけ。監督も選手と一緒に喜びを噛み締めていた。