ゴールデンウィークを目前に富士の麓で異変が。水が消えていたのは観光地としても名高い山梨県・河口湖。富士五湖で2番目の大きさを誇る。湖に浮かぶのは六角堂。富士山の噴火で流れた溶岩が作った浮島に立てられている。地図で見ると六角堂は岸から約150メートル離れた場所にあるはずだが、きょうは陸続きとなっており歩いて行くことができる。県によると水位は基準より3メートル近く低下しているという。観光業には大きな影響も出ており、人気のスワンボートも水が浅すぎて桟橋に停めることができない。ではなぜ水が減ったのか。実は河口湖が陸続きになったのは2年連続。県によると水位低下の原因の1つが去年の秋~冬にかけての雨不足。その時期の降水量を平年と比べると少ない月が多く、特に去年12月~今年2月は極端に少なかったことがわかる。さらに水不足により生き物にも影響が出ているという。では今後水位は戻るのか。山梨県富士山科学研究所・山本氏によると「梅雨に入れば水位が回復するので、例年通りであれば深刻な影響はないのではないかと思う」とのこと。
住所: 山梨県南都留郡富士河口湖町