離島で大規模な停電が発生したという想定で、復旧作業に必要な機材を海上保安庁の巡視艇で運ぶ手順などを確認する訓練が下関市で行われた。この訓練はおととし中国電力などが第7管区海上保安本部と結んだ災害時の相互協力に関する協定に基づいて行われ、下関市の六連島で大雨や落雷などで送配電設備が被害を受け、停電したという想定で行われた。送配電会社によると去年9月、下関市の蓋井島で送電設備にイモリが入って漏電事故が起こり、全島が停電し出動したという。中国電力ネットワーク・下関ネットワークセンター・青木裕二所長は「いち早く停電を解消することが目的なので、スピードをより早く確実にしていきたい」などと話した。