TVでた蔵トップ>> キーワード

「内藤正則氏」 のテレビ露出情報

2011年3月、3つの原子炉で冷却機能が失われた福島第一原発。核燃料が溶けるなどして大量の放射性物質が放出された。溶け落ちた核燃料は水を循環させ冷却させているが、1日あたり90トンあまりの地下水や雨水が新たに原子炉建屋に流れ込み汚染水が出続けている。この汚染水から浄化設備「ALPS」によってトリチウム以外のほとんどの放射性物質を除去したのが海洋放出への準備が進む処理水。処理水の入ったタンクは1070基。タンクの容量は97%に達している。水曜日、福島第一原発を訪れ設備面などの説明を受けたIAEA・グロッシ事務局長。IAEAは処理水の海洋放出について環境への影響は無視できると結論付けた。そもそも処理水に含まれるトリチウムは世界中で通常の原発からも海に放出されている物質。自然界にも存在し、人体への影響は小さく、原発事故前には全国の原発から年間380兆ベクレルのトリチウムが海洋に放出されていた。今回の放出は22兆ベクレルと見積もられている。ただ、漁業関係者は「やっぱり複雑な気持ち。一番は100%安全だと総理の口から言ってもらえれば」と話す。漁業関係者らの会議にも参加したグロッシ事務局長は「IAEAは処理水の最後の1滴が安全に放出し終わるまで福島に留まり皆さんと一緒に居続けます」と誓った。一方で原発が廃炉に至る道筋は見えていない。

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.