この暑さに大きな決断をしたお店も現れた。普段はお客さんが絶えない人気ラーメン店「ソラノイロ」が冷たい麺のみを提供、夏季限定で“冷やし”専門店になっている。夏だけの「ざる中華二色」や「冷やしベジソバ」などがある。冷たくて食べやすいだけではなく常に加熱が必要なラーメンスープはただでさえ暑い環境の中で酷暑も加わり対策を考えていた。スープは“冷やし”のみに限定、全てのコンロをガスからIHに変更すると元々50℃近くになることもあった厨房の温度は35℃になり厨房の熱気が伝わり以前は35℃前後になっていた客席も27℃に抑えられていた。利益が見込めるあたたかいラーメンよりも危険な暑さから従業員の命や客の安全を守ることを優先したという。大庵さんは「ラーメン業界温暖化が進みずっと暑い中働くのが良くない」と話した。