山形市の「初市」は、商売繁盛を願って江戸時代の初めから続き、現在は新暦の1月10日ごろに行われているが、露店の事業者でつくる団体は約30年前から旧暦に合わせ開催している。「旧暦初市」はきょうから2日間の日程で始まり、文翔館前の広場には縁起物や食べ物などを販売する10余りの露店が並んだ。新年に生活用品をそろえて気持ちを新たにするという習わしがあり、木製のまな板やお皿が販売されたほか、家内安全や豊作を願って飾る「だんご木」などの縁起物も並んだ。「旧暦初市」はきょうとあすの2日間、午前10時から午後5時まで開かれている。