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「初期アルツハイマー型認知症」 のテレビ露出情報

一昨日に閣議決定された「新しい認知症観に関する基本計画」。新たな基本計画では誰しも認知症になりうることを前提とし、認知症になっても希望を持って生きられる社会など「新しい認知症観」が示されている。高齢者の約3.6人に1人が認知症もしくは予備群とされる現在では、知人や家族の支えが大事になってくる。現在認知症の母の介護を行っているのがお笑い芸人・にしおかすみこさん。著書「ポンコツ一家 2年目」では、認知症の母・酔っ払いの父・ダウン症の姉との生活を描いている。今年9月のめざまし8の取材には「要介護認定を取るには認定員の方がうちに来てたくさんの質問を母にする。今の段階だと母は答えられないことがたくさん出てくるから母が傷つくだろうな…」と悩みを語っていた。先月のトークイベントでは、にしおかさんの母親が日常生活において部分的な介護が必要となる「要介護1」に認定されたと明かした。
にしおかすみこさんの家族は母が認知症と糖尿病、姉がダウン症、父が酔っぱらい。にしおかさんは実家に戻り介護と仕事を両立している。にしおかさんが母の異変に気付いたのは2020年6月。実家がゴミ屋敷のようになっており、にしおかさんが掃除すると母は「死んでやる!」などと激怒したという。病院では初期アルツハイマー型認知症と診断され、にしおかさんは認知症・要介護認定などよく分からないまま自力で見守っていたという。そんなにしおかさんに変化があったのが2021年1月で、友人から地域包括支援センターへの相談をすすめられたという。センターに電話すると、プロが一問一答で対応してくれたとのこと。にしおかさんは「電話したことで小さなストレスや不安から解放された。見守る側に立ってくれたことが嬉しかった」などと話した。
支援センターの職員が初めてにしおかさんの実家を訪問する際、職員から「母親の認知症での訪問だと分からないようにしないか」とのアドバイスがあったという。しかし元看護師の母親は「私のことだけ見に来るんでしょ。ぼけたって言われる」と自分のための訪問と理解したという。にしおかさんは「すぐバレたけどアドバイスは非常に心強かった」などと話した。また母に関しては「認知症を認めたくない不安や恐怖があったと思う」などと話した。
にしおかさんが心がけていることは「介護は自分ファースト」。にしおかさんは「家族を見守るために仕事を辞めることはしない。自分が幸せじゃないと家族も幸せにできない」などと話した。また「これはダメ」や「あれやっちゃダメ」などと言わないようにしているという。にしおかさんは「母の人生の範囲を狭めることはしない。極論外に出て亡くなってしまうことも覚悟しないといけない」などと話した。ただストレスが溜まると強い言葉をかけてしまうこともあったといい、そんな時はウォーキングやランチなど息抜きをしているとのこと。
要介護認定の申請を受ける際は日常をメモすることが大事だという。包括支援センター職員からのアドバイスだといい、にしおかさんは日常生活での困り事を箇条書きでメモして調査員に渡したという。母の判定は「要介護1」で、にしおかさんは「母親はかなり頑張ったという思いが強い」などと話した。

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