絵本「くうちゃんいってらっしゃい」は義足の犬の物語。子ども本の森 神戸スタッフ・十河和恵は「ものすごく衝撃を受けた。義足が特別なものとして描かれている本はあるが、普通に描かれているものは珍しい」などと話した。絵本の作者はパラアスリート・女子走り幅跳び義足のクラス・前川楓。3大会連続のパラリンピック出場を決めた日本を代表するパラアスリート。絵本の製作を始めたのはコロナで東京パラリンピックが延期した2020年だった。前川は「そのころ自分的にも陸上にのめりこみ過ぎている部分があったので絵を描くことでリフレッシュというかバランスが取れていた」「一番は自然を描くことを大事にしていて、義足を主張するというものは描きたくなかった」などと話した。今回取材を受けたのは、魂を込めて描いてる絵本なので嬉しいしもっと色んな人に見てほしいなどと話した。前川選手が出場する女子走り幅跳び義足のクラスの決勝は、日本時間9月6日に行われる予定。