太田さんは「国会議員票368のうち、小泉元環境相が約50人を固めています。続いて小林前経済安保担当相と林官房長官が約40人、高市経済安保担当相、茂木幹事長、石破元幹事長が30人以上を固めています。上川外相と河野デジタル相、加藤元官房長官が約20人を固めています。支持が分散しているので、現時点では多い人と少ない人の差が、最大でも30人程度。一方の党員票は3人で、党員票の6割程度を占める見込みです。この結果、小泉元環境相、石破元幹事長、高市敬座安保担当相とほかの6人の候補に差がついています。決選投票に誰が残るのかわからない。各候補の勢いは日々変わっている印象で、まだ決めていないなどとしている議員が約70人いようです。これが特定の候補に上積みされる可能性もないともいえない。情勢は今なお流動的で本当の勝負はこれからでしょう。それを前提とした陣営間の駆け引きはすでに始まっていて、1回目の投票で敗れた陣営の動向が大きなポイントになるからです。かつては、1回目で2位だった候補が、トップの候補に決選投票で逆転して勝利したこともありました。今回7人が決選投票に残れないことになり、それぞれを支持する議員も合わせるとかなりのボリュームになってきます。それだけに各陣営の駆け引きは、いよいよこれから熾烈さを増すでしょう」などと話した。