アメリカのバイデン大統領が7日に今後1年間の内政・外交の施政方針の一般教書演説を行い、秋の大統領選挙に向けて共和党のトランプ前大統領との対決姿勢を示した。バイデン氏は演説の中でトランプ氏がNATO加盟国をロシアの侵攻から防衛しない可能性に言及したことを引用し非難した。さらに2021年の連邦議会襲撃事件やトランプ氏が未だ敗北を認めない4年前の大統領選挙について「嘘や選挙を盗もうとする陰謀は南北戦争以来の民主主義の脅威だ」と訴えた。一方でトランプ氏は演説中に自身のSNSに「バイデンは狂っている」「言葉がスムーズに出ていない」「民主主義の脅威だ」等と批判する投稿を繰り返した。秋の大統領選挙を見据えて同じ時間に批判が飛び交う異例の展開となった。
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