猛暑に伴う冷房の使用などにより夏場の電力需給が厳しくなることを受けて、電力各社の間では節電を行った世帯にポイントを付与するなど、家庭での節電を促すサービスが広がっている。このうち東京電力は来月末までの間、会社が指定した時間帯に家庭での電力の使用量を減らすと、その削減量に応じてポイントを付与している。さらに北陸電力は、外出を促すことで家庭での電力使用量の削減につなげてもらおうと、来月末までの平日に提携している飲食店やレジャー施設などを訪れると割引が受けられるクーポンを発行している。電力各社は「熱中症の予防などには十分注意しつつ、日常生活に支障がない範囲で節電に取り組んでほしい」と呼びかけている。