2年前に聞き取り困難症と診断されたゆきさん。周りがうるさい場所だと強く発音する音が聞こえにくいそう。ゆきさんは高校生のときに違和感に気づいたという。聴力検査では異常はみられなかったが、聞き取りにくさが原因で仕事も長く続かなかったそう。ゆきさんが専門の病院で受診すると、聴力に問題はなかったが、雑音下では聞く能力が20%低下することなどが認められ聞き取り困難症と診断された。ゆきさんは診断後、聞き取りが苦手なことを示すキーホルダーをつけるようになったという。「困りごとに名前がついた安心感はあった」とゆきさんは話していた。聞き取り困難症は耳で音を聞くまでは問題ないが、その先の過程で何らかのトラブルがあり言葉として認識しづらくなっているという。音を処理する機能の偏りやストレスが指摘されているが、まだ分かっていない部分も多い。聞き取りに悩む人を診断しているという阪本浩一さんは、この日は10年以上前から聞き取りにくさを感じていたという男性を診察していた。様々な検査を行い男性の聞こえ方を細かく調べた結果、聞き取り困難症の可能性が高いことが分かった。阪本さんは「誰にでもあっておかしくない」などと話していた。
