2025年8月10日放送 7:00 - 7:40 NHK総合

NHKニュース おはよう日本
大雨・土砂災害に警戒▽聞き取り困難症

出演者
南利幸 清水敬亮 井上二郎 赤木野々花 
(オープニング)
オープニング

出演者がオープニングの挨拶を行った。

(ニュース)
福岡 線状降水帯発生 厳重警戒を

福岡県では昨夜遅くからきょう未明にかけて1時間に110ミリ~120ミリの猛烈な雨が降ったとみられるほか線状降水帯も発生し気象庁は福岡地方と北九州地方に「顕著な大雨に関する情報」を相次ぎ発表した。福岡県、山口県、長崎県では土砂災害警戒情報が発表されている地域がある。福岡県では土砂災害、洪水の危険性が高まっているとして引き続き厳重に警戒するとともに安全を確保するよう呼びかけている。西日本から北日本にかけて局地的に雷を伴い非常に激しい雨のおそれがある。福岡県、佐賀県、長崎県、山口県ではあすの朝にかけて線状降水帯が発生して災害の危険度が急激に高まる可能性がある。前線はあさっての火曜日ごろまで停滞し雨量はさらに増えるおそれがある。

中継 福岡で線状降水帯発生 あす朝にかけても警戒を

北九州市小倉北区にあるNHK北九州放送局の前から中継。雨は小康状態となっているが濃い灰色の雲が北に向かってかなりの速度で流れているのがわかる。北九州市では15万2110世帯に避難指示が出されている。

広い範囲で大雨 線状降水帯のおそれ

北九州市からの中継映像とともに大雨に関する気象情報を伝えた。

大西卓哉さんら 地球に帰還

宇宙飛行士の大西卓哉さんは今年3月から約5か月間にわたり宇宙に滞在。将来の有人宇宙探査を見据えた二酸化炭素除去システムの実証実験などに携わった。また日本人宇宙飛行士として3人目となる国際宇宙ステーションの船長も務めた。今月2日に国際宇宙ステーションに到着した日本人宇宙飛行士の油井亀美也さんに業務の引き継ぎを行ったあとに民間宇宙船「クルードラゴン」に搭乗し国際宇宙ステーションを離れていた。日本時間の午前0時過ぎにアメリカ・カリフォルニア州沖合に着水した。

石破首相 赤澤大臣から訪米報告受ける

石破首相は昨夜、ワシントンを訪問していた赤澤経済再生相と会談し林官房長官も同席した。赤澤経済再生相がラトニック商務長官、ベッセント財務長官と相次いで会談したことを報告。石破首相は赤澤大臣に“確認内容は国民の関心が高く理解を得る必要がある”とし丁寧に説明を行うよう指示した。

(特集)
遺作で伝える 愛と命の尊さ

日航ジャンボ機墜落事故からあさってで40年。亡くなった520人のうちの1人が坂本九さん。当時11歳だった坂本さんの長女、歌手・大島花子さんが坂本さんの遺作となった曲「心の瞳」を通して愛と命の尊さを伝えている。父について大島さんは「父という意味では笑顔で楽しい人柄。そんなイメージ」、「簡単に奪われてしまうからこそ命は大切にしなければいけない」などと述べた。「心の瞳」は墜落事故の約3カ月前にリリースされた。家族の絆をテーマにした歌だった。坂本さんの遺作となった曲は事故の後、学校の合唱曲として広がっていった。40年もの間、全国の子どもたちから手紙が寄せられ続けている。“愛や絆”を考えるきっかけにしてほしいと大島さんは今年、全国の中高生などと共に歌う活動を始めた。おとといは大島さんの母校を訪れた。生徒は「生きていくことの大切さを感じることができた」などと述べた。井上二郎は「奪われた多くの命を未来につなげるのは私たちの役割だと感じる」などとコメントした。

(ニュース)
米ロ会談前に欧州高官が米副大統領と会談

アメリカ・トランプ大統領とロシア・プーチン大統領の首脳会談が今月15日に予定される中、イギリス・ウクライナ・NATOの高官らがアメリカ・バンス副大統領とイギリスで会談した。ウクライナでの停戦を巡りヨーロッパ側の立場を伝えたとみられる。ウォール・ストリート・ジャーナルは各国がアメリカに“まずは停戦実現。領土交換は相互に行われるべきとの立場を伝えた”と報じている。ウクライナ・ゼレンスキー大統領はイギリス、フランスなど各国首脳と電話会談を行ったことを明らかにし、“ヨーロッパ各国の意見も尊重されるべき”と強調した。

(スポーツニュース)
合同チームの全国大会 日本一目指した夏

高校ラグビーについて伝える。高校のラグビー部員はこの20年間で半分に減少し単独でチームを組めない学校も少なくない。部員不足の学校の選手たちにも活躍する場をもってもらおうという大会が開かれた。長野県で合同チームの全国大会が開かれた。近畿チームの松畑選手は、全国の舞台でラグビーがしたいと自分を磨き続けてきた。近畿チームは17の学校から選手が集まるが、大会までの練習はわずか2回。松畑選手は積極的にコミュニケーションをとった。初戦でチームは敗れたが、この経験が次の競技人生へとつながっていく。

夏の全国高校野球。大会6日目のきょうは天候不良が予想されるため予定されていた4試合が中止され、あすに順延された。

(ニュース)
「インパール作戦」の犠牲者を追悼

1944年「インパール作戦」では日本兵が飢えやマラリアに苦しみ、インド国内だけでも3万人の日本兵が死亡した。きのう小野啓一インド大使は、戦後80年にあわせ現地を訪問、追悼式典に出席した。ゴウラモフンシンさん95歳は戦争の悲惨さを語る大切さを訴えた。現地では平和資料館が日本の支援を受けて6年前に建設されていて、日本兵の遺留品のほか、戦闘に巻き込まれ犠牲になった住民たちの名前や年齢も展示されている。

世界の軍事費 第2次大戦時の約2倍に

世界の軍事費(推計)はイギリスオックスフォード大学の研究者らが過去200年分の国別の数値を現在の貨幣価値に換算して算出したもの。2023年は2兆7000億ドル(396兆円)で、第2次世界大戦のピーク時1兆5400億ドルの1.75倍となっている。アメリカでは2010年代後半からの増加が目立ち、中国は30年ほど増加し続け、ヨーロッパではロシアのウクライナ侵攻以降急増。早稲田大学の多湖淳教授は「各国が軍拡しているのは明らか」とコメント。NATO(北大西洋条約機構)は今年、加盟国の防衛費をGDP比2%から5%に引き上げで合意。日本でも今後、防衛費をめぐる議論が活発になる可能性がある。

(特集)
聞き取り困難症 当事者が語る症状

聞き取り困難症とは聴力は正常だが、雑音が多い場所などで会話の内容を聞き取れない。聞き取り困難症と診断された男性を取材。車の音が会話の内容にかぶさり聞き取りにくいと話す。

聞き取り困難症 症状は?診断は?

聞き取り困難症は聴覚情報処理障害とも言われ、イギリスの研究で人口の0.5~1%に症状があると推測。日本では去年初めて診断の手続きを作成。医誠会国際総合病院イヤーセンターの坂本浩一センター長は、耳から入った音を処理する段階で問題があり、治療法は確立されていないという。診断を受けることで自分の症状を理解でき、人に説明して配慮を求められる。

聞き取り困難症 周囲の理解が支えに

京都在住の木村望さんは去年聞き取り困難症と診断を受け、今は家族の心遣いに助けられているという。夫婦で焼き鳥店を営んでいる木村さん、様々な音に満ちた空間で日々接客している。欠かせないのが騒音を抑える機能がついたイヤホン。授業員のサポートの他に客に自らの症状を伝える取り組みも行っている。今では協力してくれる常連客も増えたという。

(ニュース)
北朝鮮「騒音放送」スピーカー撤去

韓国軍は北朝鮮が韓国に対し騒音放送を流すための スピーカーを撤去していると発表。韓国側も今月北朝鮮向けのスピーカーを撤去したばかりだった。南北の軍事境界線付近ではスピーカーを使い韓国は北朝鮮の体制を批判する「宣伝双放送」、北朝鮮ではサイレンのような音など「騒音放送」を続けてきたが韓国側は今月4日から “南北間の緊張緩和のため”として全てのスピーカーを撤去。南北関係を巡っては今年6月に発足した韓国の李在明政権が対話の早期再開を呼びかける一方で、北朝鮮は拒否する姿勢を協調。北朝鮮のスピーカー撤去をきっかけに関係改善に向かうとの見方もある。

(気象情報)
全国の気象情報

全国の気象情報を伝えた。

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