佐々木蔵之介が南イタリアを旅する。旅の出発点は南イタリアの港町プリンディジ。青く美しいアドリア海に面した穏やかな町だが、中世時代、ここから聖地エルサレムを目指し十字軍の船が出発していた。十字軍の始まりは1096年。当時急速に拡大していたイスラム勢力に脅威を感じたキリスト教国家ビザンツ帝国がローマ教皇ウルバヌス2世に助けを求めた。ウルバヌス2世は各国の王へ「キリストからの命令」と称し戦争への参加を呼びかけた。また、「異教徒どもとの戦で命を落とした者は皆生前の罪を許されるだろう」とも言い添えた。当時、教皇の権威は絶対。ヨーロッパの各国から集まった十字軍はキリストが埋葬したとされる聖地エルサレムを目指した。この時のエルサレムはイスラムの支配下にあった、イスラム教徒にとってもエルサレムは開祖ムハンマドが天に上った場所「岩のドーム」がある聖地だった。十字軍はエルサレムを突如襲い、イスラム教徒を殺害していった。
十字軍の兵士が遠征前に必ず訪れたというサン・ジョバンニ・セポルクロ教会を訪問。入口にはキリスト教徒が手をつなぎ踊っている天国のレリーフや鳥がイスラム教徒の耳を啄んでいる彫刻があり、兵士たちの士気を高めたという。教会の外壁には当時の兵士たちが刻んだ十字の印が未だ残っている。長い時は3年以上遠征が続いた十字軍の兵士たち。プリンディジの老舗のパン屋では当時の兵士たちが食べていたパンを再現している。試食した佐々木は固くて味がないと話した。遠征に持っていくため2度焼きして水分を飛ばしたパンを当時は海水に浸してから食べていた。現在はトマトとたっぷりのオリーブオイル、香辛料をかけ食べられている。現在の食べ方で試食した佐々木は「めっちゃおいしくなってる」とコメントした。
一方、イスラム側は十字軍の侵略に徹底抗戦。120年間に5回も派遣された十字軍は一度はエルサレムを奪還したが再び奪い返され、戦争はやめるにやめられない泥沼と化していった。1227年の第6回遠征を率いたフェデリコ2世はそんな戦争の様相を大きく変えた。
十字軍の兵士が遠征前に必ず訪れたというサン・ジョバンニ・セポルクロ教会を訪問。入口にはキリスト教徒が手をつなぎ踊っている天国のレリーフや鳥がイスラム教徒の耳を啄んでいる彫刻があり、兵士たちの士気を高めたという。教会の外壁には当時の兵士たちが刻んだ十字の印が未だ残っている。長い時は3年以上遠征が続いた十字軍の兵士たち。プリンディジの老舗のパン屋では当時の兵士たちが食べていたパンを再現している。試食した佐々木は固くて味がないと話した。遠征に持っていくため2度焼きして水分を飛ばしたパンを当時は海水に浸してから食べていた。現在はトマトとたっぷりのオリーブオイル、香辛料をかけ食べられている。現在の食べ方で試食した佐々木は「めっちゃおいしくなってる」とコメントした。
一方、イスラム側は十字軍の侵略に徹底抗戦。120年間に5回も派遣された十字軍は一度はエルサレムを奪還したが再び奪い返され、戦争はやめるにやめられない泥沼と化していった。1227年の第6回遠征を率いたフェデリコ2世はそんな戦争の様相を大きく変えた。