きょう11月26日はいい風呂の日。都内には公衆浴場、いわゆる銭湯が444か所あるが利用者の減少や経営者の高齢化などでこの10年で250か所以上少なくなっている。こうした中、さまざまな工夫で銭湯を守るための取り組みが行われている。壁画などに昭和レトロが残る東京・北区にある銭湯ではクラウドファンディングで資金を集め併設する喫茶店部分を3年前に大改修した。若い人たちを中心に人気を集めている。現在、喫茶店だけの利用者も含め銭湯全体で以前より2割ほど増えて一日200人が訪れるようになった。業界では銭湯経営の担い手を確保する取り組みも行っている。東京都浴場組合が3年前から開いている銭湯の担い手養成講座では未経験者が対象で浴室の清掃を体験しバックヤードで湯沸かしの仕組みを教わり休業していた銭湯のリニューアル費用やその後の収支などの説明を受け経営に必要なノウハウを学んでいる。講座は多いときは100人ほどの申し込みがあり受講生の中から実際に銭湯経営を始めた人もいるという。
住所: 東京都北区十条仲原1-14-2