スズキが新たな技術戦略を発表。「SDV」と呼ばれる次世代の車の開発を始める方針を明らかにし、資本提携を結ぶトヨタ自動車のほかソフトウエアの開発を手がけるスタートアップ企業とも提携を進めていく考えを示した。SDVはソフトウエアのアップデートによって販売したあとも性能や機能を継続的に更新できる車で、次世代の車の開発で重要な分野となっている。SDVの分野では米国のテスラや中国のBYDが実用化で先行する中、トヨタ自動車が車載OSと呼ばれる車の制御を統合的に行うソフトウエアを自社開発し、来年世界展開する車種への搭載を目指しているほか、ホンダと日産自動車も車載OSを共通化する検討を進めるなど各社が開発を急いでいる。