大阪南西部・大正区を散策。ここは区の周りを川や運河に囲まれた水辺の街となっていて、船も地元の人の生活に根付いていて、大阪市が運営する中にはわずか94mの両岸を繋ぐわずか1分ほどの無料路線もある。その後も船で移動していくとアーチ状の橋ではない建造物が見られ、こちらは木津川水門という高潮から街を守るための施設となっている。高波の日に30分ほどかけてアーチを倒して水をせき止めるものとなっていて、2018年の台風21号の際には大阪が過去最高の潮位を記録する中で波を防いでいた。橋が建造されるにつれて廃止される船もみられたが、住民たちの声もあり多くの船着き場が残っている。大きな橋からは通天閣などに加え、六甲・生駒の山並みも見渡すことが可能となっている。工業地としても知られることから地元企業と区が連携して工場見学を受け入れていて、ものづくりの良さに触れてほしいとの思いがあるのだという。