南海トラフ地震臨時情報が出される中、徳島市の阿波踊りは地震に備えながらきのうから屋外の会場で始まり、最大の見せ場である「総おどり」が披露された。徳島市の阿波踊りはおととい屋内での公演で開幕し、きのうからは屋外に演舞場や踊り広場を設けて開催されている。最大の見せ場はおよそ1500人の踊り手による「総おどり」。会場の一つである南内町演舞場で昨夜披露された。技量の高い踊り手グループ「有名連」の15の連の踊り手たちが一糸乱れぬ動きで迫力ある踊りを見せると観客はカメラで撮影したり、お囃子に合わせて手を叩いたりしていた。南海トラフ地震臨時情報を受けて会場のスタッフは踊りが始まる前に避難場所が書かれたプラカードを掲げ、地震が起きたら席に座ったまま身を低くするなど注意を呼び掛けていた。徳島市の阿波踊りはあさってまで開かれる。
住所: 徳島県徳島市新町橋2-20