厚生労働省によると去年10月に申請された生活保護の件数は全国で2万1561件で前の年の同じ月に比べて661件、率にして3.2%増えた。生活保護の申請件数が前の年の同じ月を上回るのは4か月連続。一方、生活保護の受給を去年10月に新たに始めたのは1万9807世帯で前の年の同じ月に比べて977世帯、率にして5.2%増えた。去年10月時点の受給世帯は全国で165万2414世帯と前の年の同じ月に比べて269世帯、率にして0.02%増えた。厚生労働省は「申請件数の増加は単身世帯や75歳以上の人口の増加などが考えられる。生活に困っている人はためらわず自治体の窓口に相談してほしい。厚生労働省では保護が必要な人に速やかな保護決定がなされるよう取り組んでいきたい」とコメントしている。