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「保さん」 のテレビ露出情報

横浜市営地下鉄・阪東橋駅から商店街を抜けた先に人気の町中華「廣東料理 酔来軒」がある。創業80年以上。3代続く店を切り盛りするのは野木さん兄弟。調理を担当するのは兄の発成さん、接客は弟の寧二さん。看板メニューは酔来丼。特製のタレをかけて玉子を崩していただく。玉子と具材がご飯と絡み合い、中華風の卵かけご飯だと常連に大好評。酔来軒の1日が始まるのは朝7時。1番に取り掛かるのは、店自慢のチャーシュー作り。味はシンプルで、食紅で赤く染めるのが横浜流。おいしさの秘密は、表面をカリッカリに仕上げ中に肉汁を封じ込めること。焼き豚釜は20年以上使用している。2時間かけて焼き上げ、これが売り切れたら店は閉店。元々酔来軒は、店主の祖父が昭和初期に前の経営者から受け継いだもの。その後、父が店を継ぎ3代目の兄弟が店を守っている。客が多い日にいは、開店から4時間ほどでチャーシューがなくなり店を閉めることもあるという。平成に入り兄弟が店を手伝うようになったころ、バブル崩壊後の価格競争で客は安い店に流れていき、酔来軒はピンチになった。その危機を救ったのが、兄が考案した酔来丼。元々まかないで食べていた丼を商品化。酔来丼を400円で販売すると瞬く間に人気メニューになったという。店も安泰かと思った矢先に、父が病に倒れ5年後に帰らぬ人になった。兄弟は父からレシピを教わらないままだった。自分流で調理し常連客に食べてもらい、その時の表情などで判断したという。そうした中で生まれたのが「アサリのうまいやつ」や「トマトの肉団子」など。発成さんが新メニューを考案しピンチを乗り越えてきたという。午前10時半に、酔来丼に使う目玉焼きを150個作った。そして11時に開店し、すぐに満席になった。酔来軒は兄弟だけで回している。弟は常にホールをチェック。料理の進み具合を確認して、完成直前に食器を用意。完成とともに客のもとに運んでいる。見事なコンビネーションでランチタイムを乗り切っている。弟に兄のことを聞くと「頼りになるお兄ちゃん」だという。兄は「代わりの人じゃ絶対ダメ」などと述べた。
東武東上線の中板橋駅から徒歩3分ほどにある「キッチン亀」は、カフェのような店内になっている。創業64年の人気店。原田さん親子が切り盛りしている。調理担当は息子の隆さん。母・トシ子さんは84歳になった今でも朝から厨房に立ち、隆さんを手伝っている。店の看板メニューは「へそハンバーグ定食」。生クリームとほうれん草のソースのフレンチ風のハンバーグ。ハンバーグへのこだわりは人一倍強く、牛の塊肉を部位ごとにわけて挽いた6種類を使用。元々はグリーンハンバーグと言う名前で始めたが、中板橋で続くへそ祭りにちなんだものを作って欲しいと商店街の人に頼まれ、一時的に名前を変更したが、元に戻すのを忘れて以来へそハンバーグになってしまったという。隆さんが考えるメニューはユニークで、ナポリタンに香辛料を加えてスパイシーな味付けにした「ナポリタンSP」や、ハンバーグを崩してご飯と炒めた「バーグきのこのオムライス」など、オリジナルメニューはどれも人気。店の1日が始まるのは午前10時。隆さんは仕込みを始め、10時半にトシ子さんが出勤。オムライスの具材作りはトシ子さんの仕事。店がオープンすると、ランチの客で満席となった。午後3時にランチタイムが終了。トシ子さんは近所の八百屋さんに向かう。昭和の初めに、隆さんの祖父が居酒屋として開業したこの店。昭和34年にキッチン亀としてリニューアル。その後、昭和41年に2代目の保さんとトシ子さんが結婚し隆さんが誕生した。そして隆さんも料理の専門学校を卒業し平成4年に入店。しかし平成20年、保さんが脳梗塞で倒れてしまう。1度は厨房に立てるまでに回復したが、4年後に帰らぬ人になった。以来2人で店を守ってきた。隆さんに母のことを聞くと「自分1人じゃこの店を回しきれないし、知らない知識を持ってるから頼りにもなる」などと語った。トシ子さんは「感謝しています」などと語った。

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