茨城・取手市の団地では快適な暮らしをするための新たな取り組みを始め、話題となっている。UR都市再生機構が提供する取手井野団地は、築約50年、戸数は2160あるマンモス団地。4階に暮らす28歳の男性は、映像アーティストとして活動。普段は4階の3Kの部屋に住み、仕事や趣味の部屋として5階を使用。URでは今年から4階と5階の2部屋をセットで貸し出すという新たな取り組みを開始。UR都市再生機構・瀬戸研太郎さんは「少子高齢化が進んでいるところもあり、住宅のストックをどのように活用していくかを検討してきたということが背景」と語った。家賃は1つの物件で4万円台のところ4階と5階のセットで5万円台に抑えた。映像アーティストの男性は、5階部分をアトリエやスタジオとして使用。大きなスクリーンを部屋の中に設置し、制作した映像作品の上映会のほか展示会なども行い広いスペースを有効活用している。