今まで世の中で不幸なのは自分だけと思っていたが、そんなことはなかった。以来、小林さんは明るくポジティブになった。高校2年生のとき、1年で3度の大手術を行うことになったが、高校最後の1年を手術で失いたくなかった。その後、全てをぶつけ合い納得した上で高校3年生のとき肋骨を右耳に移植する手術、鼻・口の修正手術、耳たぶの形成手術を行った。あごを切って整える口蓋裂の最終手術も終わり前歯も入れられるようになった。放送から8年、小林さんに大きな変化が起きた。再び訪ねると29歳になった小林さんが出迎えた。前回放送後、3回の口・鼻の修正手術を行い歯も自然に見えるように作り替えた。ようやく治療のほとんどが終わったという。相変わらずメイクは大好きなよう。小林さんは近所の小学校で児童指導員として子どもたちと触れ合っている。さらに患者会を立ち上げ口唇口蓋裂で悩む人たちが交流を行った。