台湾で中国に融和的とされる最大野党、国民党の議員へのリコールの賛否を問う住民投票がきのう行われ、開票の結果、対象となった24人の議員すべてのリコールが不成立になった。台湾各地の市民団体が、“国民党は中国が影響力拡大を図る「浸透工作」に加担している”として国民党の議員24人に対してリコールを行った。台湾立法院では最大野党の国民党が半数近い52議席を持ち、別の野党と連携して防衛費を含む予算削減をするなど、少数与党の頼清徳総裁は厳しい政権運営を強いられている。来月23日にはさらに国民党議員7人対象のリコールの住民投票が行われる予定。