きのう都内のクリニックには大勢の患者の姿が。先週金曜に発表されたインフルエンザの全国の感染者数は1医療機関あたり35.02人。年明け一度は減少したものの、再び増加に転じた。いまだ猛威を振るうインフルエンザ。幹線を防ぐために重要なのが免疫力。その免疫の中でもインフルエンザを防ぐのに重要な役割を果たすのが「IgA」だという。鼻や喉から感染しやすいインフルエンザにとって「IgA」があることでインフルエンザなどの病気にかかりにくい体になるという。実は去年から始まっている噴霧型ワクチン「フルミスト」は鼻の粘膜のIgAの分泌を促す効果もあるという。また、IgAの値を検査できるサービスも注目を集めている。「免疫チェック」の検査キットを申し込み、採取した唾液と生活習慣に関するアンケートに回答して送付すると、自身が持っているIgAを数値化した検査結果がわかるというもの。感染拡大に伴い申込みが増えているという。インフルエンザに効果的な「IgA」はどうすれば増やせるのか。寺嶋医師によると「ヨーグルトなどの乳酸菌を含む食べ物や食物繊維の多いもの、納豆などの発酵食品が（IgAの）分泌を促すとされている」とのこと。また、入浴でリラックスしたり軽い運動で体を動かしたりするとIgAが分泌されやすくなるという。一方、激しい運動での疲れのほか、ストレスを溜め込むことは「IgA」を減少させるという。また、簡単に知識や対策を身につけられるテストがある。それが「全国統一免疫対策テスト」。テストは全部で14問。免疫を高めるためのコツなどを教えてくれる。