今後の台風10号の動きについて、気象予報士・広瀬駿による解説。台風の進路が西寄りに予想が変わっている理由の一つは寒冷渦。上空で作られた低気圧の渦巻きの影響を予想よりも受けたため、西寄りに進んだ。周りの風というのがキーワード。予報円が大きいのも、それぞれチベット高気圧や太平洋高気圧、上空の偏西風という3つの存在のパワーバランスの予想が難しいため、進路として定まっていない状況。雨量の予想についても数字更新され、明後日水曜日から29日木曜日夕方までに九州南部で500ミリと、いつ災害が起きてもおかしくない数字が出てきた。最接近のタイミングが2日遅れる予想になり、2日分大雨になってしまい、大雨の影響はすごく悪い方の見通しになってきている。九州南部はトータルで見たら1000ミリを超える可能性もある。普段から雨に慣れている地域ではあるが、大災害に結びつくような降り方となる可能性がある。湿った空気が流れ込むため、関東などの台風から遠い地域も大雨に注意。