2025年6月8日放送 18:30 - 20:50 テレビ東京

日曜ビッグバラエティ
石原良純が徹底解説!異常気象SOS!どうなるニッポンの気候

出演者
木原実 片岡信和 石原良純 松村沙友理 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

異常気象SOS!どうなるニッポンの気候 天気のプロにギモンを直撃SP
スタジオトーク

木原実と片岡信和と石原良純が天気の疑問に答える。日本の異常気象の権威・立花義裕がゲスト。

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異常気象の未来予測
教えて!異常気象ってナニ?

気象庁には異常気象に関する専門部署が存在する。気象庁による異常気象の定義は「ある場所・ある時期において30年に一回以下で発生する現象」。記憶に新しい異常気象は2022年。7月1日は観測史上初6つの都市で最高気温を40℃を観測。2022年6月~8月の熱中症による救急搬送者数は6万3430人。また2024年も記録的。3か月の平均気温が80地点において統計史上の第1位となった。今、地球温暖化の影響により世界的に異常気象が増加する可能性があるという。また偏西風の影響により、日本は世界最大級に異常気象が起こる場所だという。

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所ジョージ気象庁
教えて!今年の夏は大雨が多い?

世界で初めてビニール傘を開発したホワイトローズでは昨今の集中豪雨に合わせ、内側から風が抜けやすく外から雨が入らない風速20mも耐えられる傘を開発。傘の老舗も異常を感じる最近の集中豪雨。これらの集中豪雨をもたらしているのが線状降水帯。熊本豪雨の被災経験者などは今年の夏は大雨が多いのかと質問。3人の天気のプロが解説。  

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ホワイトローズ十六夜桜線状降水帯

今年の夏は大雨が多いのかという質問に対し、石原良純は多い、木原実はある意味多い、片岡信和はやはり多いと回答。片岡信和はその理由について、ラニーニャ現象が普通になってきたと説明。  

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ラニーニャ現象

この夏も大雨は多いのか。その答えの鍵は海にあった。気象庁が誇る最新海洋気象観測船・凌風丸の船内に入ることができた。凌風丸は集中豪雨の予測に役立つ観測を行っている船で年間220日北西大西洋を中心に観測を行っている。操舵室には最新の電子海図があり、風向きなどがデジタル表示されている。観測は交代制で24時間フル稼働。線状降水帯の発生源の予測に重要なのが海の水蒸気であり、海上の水蒸気量の観測が重要になるという。気象庁によると極端に一度に降る大雨が増えているという。1980年頃と比較すると日降水量300mm以上の雨は約2倍程度に頻度が増加しているという。

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凌風丸気象庁線状降水帯
教えて!ゲリラ豪雨の予測は難しい?

命の危険にもつながるゲリラ豪雨だが、木原さんはゲリラ豪雨は予測が難しいことが名前の由来と紹介している。都市部は気温が郊外に比べて高くなるヒートアイランド現象が発生するが、これもゲリラ豪雨の発生につながってしまっているという。ウェザーニューズでは国内外の天気を24時間体制で予想しているが、予報士の数は約200人に登っている。ゲリラ豪雨は気象用語として扱われていない中、ウェザー豪雨ではゲリラ雷雨と呼ぶ様子が見られる。AIも活用してゲリラ雷雨の発生確率を報じるとともに、アラームによる通知も行っている。7~9月には予測班も設置され、丹羽裕久さんは雲を見るだけで今後のことが分かってしまうものの気象に関する論文も読みふけっているという。ゲリラ豪雨の雲は約5~10kmほどであり寿命は約30分~1時間だが、最新技術を活用しても予想は難しいのだという。取材を行う中、ゲリラ雷雨は神奈川・相模原と埼玉・秩父で発生するのではないかと予測が。しかし、気温がそれほど高くない様子が見られ最後まで通知を出すかは悩ましい状況に。しかし、2024年には通知を出していた中で急な豪雨のために神奈川で下水道工事に携わる2人が流されてしまう死亡事故が発生していた。その中で、予測班はそこまで雨雲が発達していないとして取材の日は通知を出さないことを選んだ。この日現場はゲリラ雷雨に見舞われることはなく、誤報を出す形とな貼らなかった。ウェザーニューズが頼りにしているのはユーザーからの空の様子の写真だと言い、雨雲の映像・画像の様子から判断を行う者のその数は1日に3万件に上るという。ソラカメという全国2000箇所を超えるユーザー宅に設置されているカメラも情報として役立てるなどし、ゲリラ雷雨の捕捉率は90%を達成したという。

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アメリカ気象学会ウェザーニュースLiVEウェザーニューズ多摩(東京)相模原(神奈川)秩父(埼玉)
教えて!天気予報ってどう作る?

気象庁にある気象科学館では、クイズやシミュレーターで体験しながら、気象のことを学べる。天気予報が始まったのは、1884年、明治17年6月1日。1875年、明治8年6月1日に、東京気象台で気象業務を開始した。ことしで、気象業務開始150周年になる。日本初の気象観測所は、現在の東京・虎ノ門に7年間設置された。その後、皇居の天守台に、約40年間気象台が設置されていた。日本で初めて天気予報が発表された時の天気図を紹介。ドイツ人のクニッピング指導のもと作成された。気象庁の気象防災オペレーションルームでは、職員約160人が365日24時間交代制で気象の監視や観測を行っている。予報官は気象衛星ひまわりやアメダスからのデータを見ている。ひまわりは、東アジア・西太平洋地域を常時観測していて、現在は8号と9号の2機体制で稼働。画像はモノクロからカラーに進化し、分解能も2倍になり、黄砂などが鮮明に観測できるようになった。積乱雲の急発達もいち早く捉える。アメダスは、全国に約1300カ所設置され、気温などを観測している。スーパーコンピューターに世界中の観測データを集約し、推移をシミュレーションする。そのデータをもとに、予報官が手描きで修正し、天気図を作っている。予報官が屋上で行っていたのは、目視観測。見通せる距離や雲量などを人の目で観測し、防災気象情報に役立てている。東京では、3時間毎に1日7回行われ、観測結果は世界中に送られている。秋田地方気象台では、東北で唯一上空の観測を行っている。外での作業は朝8時から始まる。

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ヒント(1)雨でも[??]なら上空を観測できる(2)風が強くても[??]で観測(3)[??]は静電気NG

雨や風にも負けず上空を観測できる気球。1日2回、朝・夜9時に観測。日本で16か所、世界で約800か所同時に観測。気球を使って観測したデータを世界各国で共有。天気によって気球の飛ばし方は様々。気球に付いているのはラジオゾンデ。中には小型無線機が入っている。ラジオゾンデが付いた気球は1分間に平均約400m上昇。上昇しながら1秒ごとに観測データを送信。高度30kmまで上昇すると気圧の変化により気球が膨張し破裂、備え付けのパラシュートで落下。発見者からの連絡があれば回収に行くこともある。上空の気温・湿度・風の向きなどはラジオゾンデで観測。気球での観測が始まったのは104年前。大雪や台風でも毎日データを得ることができ、異常気象の解明にも役立っている。観測データは気象庁のスーパーコンピュータで解析。一方で天気のプロが悩む予報の伝え方。その現場では勇気ある決断が下されていた。民間気象会社で予報制度No.1のウェザーニューズへ。天気予報アプリを支えるスタッフが独自の予報を日々発信。13000の観測地点でデータを収集。写真や動画による現場リポートでデータはより精度の高いものに。莫大な情報をAIで分析。最終的な判断は人の手。この日、予報を担当するのは若手の有望株・桐山大和さん。入社3年目で全国の予報をコントロール。各機関が出している天気予報モデルを比較。今の天気との整合性を人間の手で修正し予報を出していく。地上から見える膨大な天気報告までチェック。情報はライブ配信しているお天気ニュースのチームと共有。リポート分析担当からリモート報告も。桐山さんが担当したこの日の的中率は97.34%。

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教えて!今年の夏はどこまで暑い?

40℃超えが全国各地で観測され、猛烈な暑さが襲った2024年。平均気温は例年より1.76℃上昇し、観測史上最も暑い夏になった。あまりの暑さに日々の生活にも影響が。子供は地面の反射熱で危険。天気のプロに疑問を直撃。夏はどこまで暑くなる?

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地球温暖化熱中症

この夏はどこまで暑くなる?良純さんは「60代が思ってる夏はもはやない」、木原さんは「海水温が西日本近海は平年より低温なので、猛暑だが去年よりトーンダウン」、片岡さんは「やっぱり暑い。夜気を付けてほしい」。立花先生によると、冷夏はこないという。気象庁では3か月予報を発表しているが、その重要な会議を特別に撮影。4月の段階で、今年の夏は60%の確率で高温になるとの予測。全国的に平年より気温が高くなる可能性がある。立花先生は、「長い夏と秋がサッと終わって冬。夏と冬の二季」。などと話した。

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教えて!温暖化で生活はどうなる?

猛暑で、アキダイ 関町本店では近年店内に並ぶ商品に変化が変わり始めたという。元々南国で多く取れていた野菜が関東でも盛んにとれるという。さらに、芽が出る前に収穫し出荷されていたものが、収穫前の土の中で芽が出てしまい、結果市場に出回るジャガイモが少なくなり高騰の原因の1つになっていたという。さらに海にも異変が。千葉・勝浦は、全国有数の水揚げ量を誇るカツオを始め、金目鯛やサザエも有名な港町。魚の生息域に変化があり、金目鯛はこれまで穫れていた時期にとれなくなり、勝浦近海で見かけることが少なかったブダイという南国の魚をよく見るようになったという。他にも、今までより風の強さが増して漁に出られない時化が何日も続くという。立花先生によると、異常気象はつながっているという。猛暑で気温が上がると海面水温も上がり、海から水蒸気が蒸発すると雨になるので雨も増える。つまり竜巻や雷雨も増えるという。気象庁には、地球温暖化を調査するうえで重要施設がある。地球温暖化の原因とされる二酸化炭素の濃度を測るためのガスが準備されていた。ガスボンベは、温室効果ガスの測定する施設に送られたり、凌風丸で大気中や海面の二酸化炭素濃度を測るために使用されている。温室効果ガスの濃度を測定するうえで欠かせない重要な部屋となっている。今地球温暖化で平均気温が上がっている。日本の平均気温は、100年あたり1.4℃上昇している。地球温暖化は近年起きる異常気象の原因の1つとも言われている。その上このまま気温が上がり続けると、日本の平均気温は5℃程度高くなり、猛暑日は年間約19日、熱帯夜は年間約56日に増える。さらに、将来的には冬の気温も高くなってくることは間違いないという。

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教えて!今年は強い台風がくるの?

去年8月末に日本列島を襲った台風10号は各地で観測史上1位の雨量を更新するなど甚大な被害をもたらし、自転車並みのスピードで列島を進み続けるという今まででは考えられない動きをする台風だった。近年はこうした以上な動きをする台風が増えていて、強い台風の数も多くなっている傾向にある。片岡さんは「強い台風は増えると思うが、その分多くの水蒸気を一気に消費することになるので台風の数は減っていくと思う」など予想し、木原さんは「台風の大型化が進んで、雨台風が増えると思う」など予想し、石原さんは「強い台風が増えることに加えて異常な動きをする台風が増えると思う」など予想した。こうした中名古屋大学では坪木和久教授が日本で初めて2017年に小型ジェット機でスーパー台風の目に小型ジェット機で入って観測を行った。現在の台風の風速や気圧などの観測方法は海上の場合雲パターンから推測して算出するもので、実際の風速と異なっている場合がある。こうした台風の強さの予測は数十年間改善されおらず、坪木教授は台風の真上から真値を測定することでより精度の高い台風の強さの予測を実現したいと考えている。観測に使用するのはドロップゾンデと呼ばれる機器で、温度・湿度・気圧のセンサーが搭載されている。この機器を約50個ポイントをずらしながら投下し、これまで18回の観測で温度構造や風向きなどの真値の観測に成功している。

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台風10号台風21号名古屋大学愛知県気象庁気象庁気象研究所静岡県

台風研究の権威坪木教授に日本の台風の今後を聞く。台風は海の上で発生して発達するので海の僅かな変化で大きく変わる。地球上で最も暖かい海は西太平洋で面している日本は最も台風の影響を受ける場所となっている。1959年では西太平洋は海面水温は約29℃だったが2024年では30℃の範囲が広がり年平均でも約1℃上昇しているため台風は地球温暖化とともに変化していくなどと解説した。地球温暖化が進むと台風の和は減るが強いものはより強くなる。特にスーパー台風や気象庁のいう猛烈な台風はより強くなるという。日本付近まで海面水温が30℃が伸びていて未来予測ではスーパー台風の勢力のまま日本に上陸する、また上陸直前により強くなった880hPaほどの台風が上陸する可能性もあるという。都内では想定以上の高潮が襲い、建物被害など甚大な被害が予測される。坪木教授は前人未到の挑戦として様々な観点から台風を弱めることができないかという研究を行っている。地球温暖化の影響は2つ、台風が強いまま日本に近づいている、台風のスピードが遅く台風被害に遭う期間が長くなることだということ。

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教えて!今年の梅雨はどうなる?

天気のプロにギモンを直撃する。街では梅雨への心配が聞かれたが木原さんは「夏至で6月21日ごろの一番太陽が高い光を遮ってくれるのが梅雨の雲、なければ暑い時期が伸びる」などと解説した。梅雨は冷たい空気と暖かい空気がぶつかることで雨を降らせる梅雨前線がある。「今年の梅雨はどうなるのか」をスタジオ3人の天気のプロの予想を聞く。

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夏至梅雨梅雨前線

天気のプロが今年の梅雨がどうなるのか予想する。片岡さんは「短いけど前後ぐずつく」発表前後から雨が降りやすいし梅雨明けしてからも雨が降って降ってるといわれるようで怖いなどと話した。木原さんは「メリハリのある梅雨」梅雨入りは平年並か少し早く雨量としては平年より少なめで明けは早いとした。石原さんは「2人と同意見で図解」にメリハリがあるとした。気候情報課 異常気象情報センターの及川さんは「予報によると通常よりも梅雨前線が活発になる時期があり、同じような気圧配置でも昔と比べ雨の振り方がより大雨が降る発生する可能性が高まるので気をつけていただきたい」などとした。また梅雨入り予測はしておらず日々の梅雨前線の位置の変動で決まるため事前に予測するのは難しいとし、平年梅雨入り時期になると気象庁の予報官と地方気象台で1週間先の天気を見て決定、梅雨明けも同様でみられると発表するとした。梅雨入りと梅雨明けは時期が終了したころに確定値で発表するということ。収録日から3週間後に梅雨入りしているかを3人が予想する。

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配信情報

「TVer」の告知。

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教えて!今年の梅雨はどうなる?

収録日の5月18日に放送日の梅雨入りを3人の気象予報士が予想、石原さん木原さんは「している」片岡さんは「していないけど傘を持って」と予想した。

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梅雨
教えて!天気痛ってなぜなるの?

天気のプロにギモンを直撃、天気痛はなぜなるのかを聞く。低気圧により不調は4人に1人が天気痛を持っているという。ウェザーニューズの気象予報士約200名の中に天気痛予報を予測する予報士大塚靖子さんを直撃した。気圧の変動が通常より大きいかで天気痛のリスクを計算している。愛知医科大学の佐藤純医師と共同開発し天気痛予報は気圧データを分析し発症リスクを算出、警戒から4つのランク分けし毎日予報を出している。耳の内耳という気圧センサーが低気圧が近づくとストレスの信号を脳に送ることで体の不調があらわれる。大塚さんは和らげる方法として耳の血流を良くするとした。片岡さんは対策におすすめの1分で簡単もみもぐしを紹介、耳を優しくつまんで上下横にそれぞれ5秒引っ張る。耳を横に引っ張りながら後ろ方向に5回ゆっくり回し、そのあと耳を包むように折り曲げて5秒キープし手のひらで耳全体を覆い後ろ方向に5回円をえがくように回す。

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