命の危険にもつながるゲリラ豪雨だが、木原さんはゲリラ豪雨は予測が難しいことが名前の由来と紹介している。都市部は気温が郊外に比べて高くなるヒートアイランド現象が発生するが、これもゲリラ豪雨の発生につながってしまっているという。ウェザーニューズでは国内外の天気を24時間体制で予想しているが、予報士の数は約200人に登っている。ゲリラ豪雨は気象用語として扱われていない中、ウェザー豪雨ではゲリラ雷雨と呼ぶ様子が見られる。AIも活用してゲリラ雷雨の発生確率を報じるとともに、アラームによる通知も行っている。7~9月には予測班も設置され、丹羽裕久さんは雲を見るだけで今後のことが分かってしまうものの気象に関する論文も読みふけっているという。ゲリラ豪雨の雲は約5~10kmほどであり寿命は約30分~1時間だが、最新技術を活用しても予想は難しいのだという。取材を行う中、ゲリラ雷雨は神奈川・相模原と埼玉・秩父で発生するのではないかと予測が。しかし、気温がそれほど高くない様子が見られ最後まで通知を出すかは悩ましい状況に。しかし、2024年には通知を出していた中で急な豪雨のために神奈川で下水道工事に携わる2人が流されてしまう死亡事故が発生していた。その中で、予測班はそこまで雨雲が発達していないとして取材の日は通知を出さないことを選んだ。この日現場はゲリラ雷雨に見舞われることはなく、誤報を出す形とな貼らなかった。ウェザーニューズが頼りにしているのはユーザーからの空の様子の写真だと言い、雨雲の映像・画像の様子から判断を行う者のその数は1日に3万件に上るという。ソラカメという全国2000箇所を超えるユーザー宅に設置されているカメラも情報として役立てるなどし、ゲリラ雷雨の捕捉率は90%を達成したという。