この春から「大堀相馬焼 陶吉郎窯」で新しく働き始めた2人の若者を取材。福島・郡山市出身の伊藤礼香さんと神奈川県出身の青木映真さん。2人は今月1日に浪江町役場で地域おこし協力隊の委嘱状の交付を受けた。今後3年間は陶吉郎窯で修行を積むという。浪江町で300年以上続く「大堀相馬焼」は、原発事故で20数軒あった窯元が全て避難。一昨年に避難指示が解除されたが、戻ってきているのは陶吉郎窯だけとのこと。2人の師匠で窯元の近藤学さんは「乾いたスポンジが水を吸うようにどんどん吸収してもらっていると実感する」などと話した。