人口およそ2万5000人北海道名寄市。ネパールからきたシェルパラクパさん(40)は市が運営する特別養護老人ホーム「清峰園」で介護士として働いている。外国人9人中ネパール人は7人。シェルパさんは利用者の介護をしながら後輩の指導も行う。新型コロナウイルスの感染拡大当時シェルパさんはネパール首都カトマンズで飲食店を営んでいたが外出制限で営業ができなくなり店を手放すことになった。シェルパさんをはじめ清峰園の外国人介護士は特定技能1号として働く。特定技能制度は2019年に始まった在留資格で日本に滞在するための資格。1号は介護など16の分野で最長5年間日本で働くことができる。技能実習は日本で修得した技術を母国に持ち帰る制度。特定技能は日本の労働力確保する制度でまったくの別物。シェルパさんの長女はいまITの勉強のためカナダに留学、19歳の次女は看護師になるためネパールで勉強中。週に1度家族と電話。名寄市人口推移グラフ。名寄市は高齢化が進む一方、働き手が減少。介護の担い手が足りなくなると予想している。名寄市・総合政策部・藤井智さんは「外国から来た彼女、彼らが介護の仕事をしてくれることで、介護の職場においてネパール人が十分に活躍できると確認できてよかった」と話す。特定技能1号のシェルパさんが日本にいられるのは最長5年。特定技能2号を取ることができれば在留期間の上限がなくなり家族も日本に呼び寄せることがで着る。対象分野は建設や造船などの11分野で、介護は含まれていない。名寄市に住み続けるためには現状では介護福祉士の資格をとるしかない。シェルパさんは「易しい日本語しか分からないし、介護福祉士の勉強は全然わからないのでだめだと思って準備をしていないので帰らなければならない。なんでそんなルールを作ったのって思う」と話す。
住所: 北海道名寄市東8条南8-117
URL: http://www.city.nayoro.lg.jp/section/tokurou/prkeql000000urtj.html
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