渋谷で今も営業を続けている老舗が天津甘栗。中国・天津港から輸入した栗を釜で殻ごと焼いた甘栗は150gで500円。昭和37年に甘栗専門店として創業。定点カメラで営業の様子を観察。午前10時に開店すると、さっそく1人目の客が。10年以上通っているという。鍋の栗に水あめを5倍くらいに薄めたものをかけると大量の湯気が。水分が逃げないように殻をコーティングするのだという。常連客が多い中、匂いにつられた外国人観光客も。昔は数多くあった甘栗店も数が激減し遠くからまとめ買いしに来るお客さんもいるという。3時間で訪れた客は23組でそのうち14組が外国人、残りの9組の日本人はほとんどが常連客だった。渋谷の「天津甘栗」が続くワケは、根強いファンと外国人客だった。
住所: 東京都渋谷区神南1-23-10