町を盛り上げたいと学生が中心となって呉市で開かれたイベント。イベントのリーダー栢野瑚々さんは呉市の大学に通っている。栢野さんは呉市の高校生や大学生が町おこしのイベントを企画する団体「呉未来塾」のメンバー。大好きな地元を盛り上げたいと高校生の頃から活動してきた。栢野さんは今回のイベントで、若者と企業が交流する場を作りたいと考えた。イベントの内容や参加をお願いしたい企業をみんなで話し合う。2024年度、転出者が転入者を1400人上回った呉市。広島県の市や街の中で最も人口流出が深刻。若者が地元に残るきっかけを作りたいと栢野さんたちは仕事を体験できるイベントを考えた。この日訪れたのは建設機械のレンタル会社。企業との交渉は初めて。この企業では重機や特殊車両を展示してもらうことになった。栢野さんたちが企業まわりに要した期間は4か月。25の企業に参加してもらうことになった。迎えたイベント当日。仕事が体験できるブースは多くの人で賑わった。重機や特殊車両を展示することを引き受けてくれた建設機械のレンタル会社では乗車体験が行われていた。仕事体験のブースには子どもだけでなく、大学生の姿もあった。このイベントで若い人材獲得につなげたいと工夫する企業もあった。仕事体験した学生には一次面接が免除される。イベントには約6500人が訪れ、栢野さんは地元企業と若者をつなぐきっかけを作ることができたと手応えを感じていた。今後は地域の旅行会社と連携し、若者が行きたくなるようなツアーを企画するなど企業と協力しながら活動を広げていくという。また、今年度からは地元の大学と協力し、学生の実習が行われることになった。これまで地域との関わりが少なかった学生が参加することで、これまで以上に地域と若者との繋がりが生まれそう。
