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「味角楼」 のテレビ露出情報

気になる「角の店」があるのは京浜急行・川崎大師駅からバスで10分のところ。2tの入口に異なる暖簾がかかっているが店名はどちらも「味角楼」。とんかつ側の暖簾からお邪魔すると奥に透けて見えるのは中華料理暖簾。ということは1つのお店だ。お客さんの注文を拝見するととんかつやチャーハン、ラーメンを食べている。店主にどっちのお店なのか聞くと「味角楼」はとんかつと中華、どっちもメインのお店だった。ちなみにこの日、中華料理側から入ってきたお客さんは本日はメンチカツをチョイス。一方とんかつ側から入ってきた方はタンメンなど気分次第で選べるのも魅力。しかし中華も揚げ物も、作るのは2代目店主の村上智さんただ1人。アルバイトもパートもいない。すべてを智さんが担うワンオペのお店。とんかつ部門の一番人気は「ロースかつ定食」。肉は群馬県産の豚肉190g。丁寧に筋切りしたあと、特製の生パン粉をまとわせてサラダ油とラードのハーフ&ハーフの揚げ油でからりと揚げれば肉と衣のバランスが絶妙という「ロースかつ定食・1200円」の出来上がり。多い日には30食以上出るという。とんかつ推しのお客さんはソースたっぷりで召し上がる。智さん手作りのとんかつソースが美味しさをワンランクアップしてくれるらしい。このほかにもメンチカツやアジフライ、海老フライなどもあり、揚げ物系は全部で17種類。かたや中華部門は28種類あり、定番人気は「チャーハン・700円」。5種類の具材が入ったパラパラ系は幅広い世代の胃袋をロックオン。中細の縮れ麺があっさりしょうゆスープに泳ぐ「ラーメン・700円」もファンが多いという。中華メニューの1番人気は炒めた5種類の野菜にラーメンスープを合わせた「タンメン・800円」。とんかつ推しのお客さんもたまに浮気したくなるという一杯。そのほかにカレーなどもあり全部で50あるメニュー。たった1人で店を回す智さんは昼時のピークタイム、じゃんじゃん入る注文をどのようにさばいているのかしばしウォッチング。アジフライの揚がり具合を気にしながらギョーザを焼き始め、タンメンづくりをスタート。と思ったら軽やかなステップでくるりとターンし注文を受けつつお会計をし、器の回収をさっと済ませ調理に戻る。ワンオペ店主のモットーは「10分以内に料理を提供」。その手際の良さにお客さんは感激している様子。この日は昼の3時間で40食を作った。でもなぜ1人でとんかつと中華の両方を作ることになったのか。それは46年前に遡る。智さんは当時、この店のお客さんだった。そのころから味角楼はとんかつと中華の二枚看板を掲げる店だった。メニューの豊富さから智さんはすぐに店の虜になった。以来通い続け、6年がたったある日、突然店主から「店を手伝ってみないか?」とのお誘いが。そもそも料理は嫌いじゃなかったという智さんは務めていた会社を辞め修業に入った。27歳のときだった。そして2年後、2代目店主になった。以来37年、先代から教わったレシピを守り、ひとり二枚看板の店を営んできた。とんかつと中華はどちらも油を多く使う料理。常に清潔な状態でお客さんを迎えたいので忙しいときでも洗い物や拭き掃除はこまめに行う。
住所: 神奈川県川崎市川崎区桜本2-2-5

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