おととしの台風14号では大雨によって耳川が氾濫し美郷町や日向市などの流域にある合わせて143棟の住宅が浸水。このうち美郷町の和田地区では最大で3メートルほど浸水し、住宅16棟に被害が出るなど浸水被害がたび重なっているため、県は地元住民の要望を受けて今年度から宅地と道路のかさ上げの事業を始めた。今年度の事業費はおよそ1億円。このうち、半分は国からの交付金をあてできるだけ早い段階でかさ上げに向けた測量や設計に取りかかるが、工事が始まるのは来年度以降。被災直後から宅地のかさ上げを要望してきた「和田地区被災者の会」の三股哲也さんは「事業家され一歩前に進んだ。県には今後もスピード感を持って取り組んでもらいたい」とコメント。県河川課は”何度も浸水被害を受けている地区なので早期の工事完了を目指して取り組んでいきたい”としている。