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「噴火速報」 のテレビ露出情報

10年前の9月27日。長野と岐阜の県境にある御嶽山が噴火し58人が死亡、5人が行方不明になっている。当時山頂にいた女性。河口を見ていると突然爆風を感じ、噴煙が見えたという。山頂にある神社の祈祷所の横に腰を下ろし、リュックサックで頭を守りながら降り注ぐ噴石に耐えていたという。登山者たちを突然襲った噴火。水蒸気噴火と呼ばれるタイプだった。水蒸気噴火は、マグマなどで水が熱せられ水蒸気となって噴出する現象で、マグマが直接関わらないため、明確な前兆を捉えにくく予測が難しいとされている。専門家によると、研究や観測もマグマが直接関わるような規模の大きな噴火に重点が置かれ、水蒸気噴火に対して十分ではなかったという。こうした教訓からこの10年で研究が進んでいる。熱水を粘土層が覆っている場合、粘土層が下からの圧力で破壊されると、熱水が上昇しながら一気に気化し、水蒸気噴火につながるメカニズムもわかってきた。一方で専門家はどのくらい圧力が高まると噴火するかがわかっておらず正確に予測するのは難しいとしている。気象庁も火山の防災情報を見直している。当時、河口付近にいた多くの登山者が犠牲になったことを受けて。噴火したことをいち早く伝えるため噴火速報を導入した。観測体制の強化も行っている。全国の火山で観測機器を増設。データを分析したり現地で観測したりする職員の数を、噴火前の2倍近いおよそ280人に増やした。

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