3月の引っ越し料金相場は去年、家族の場合で22万8106円、単身の場合で12万6122円となっている。SNSでは、引っ越し料金が100万円を超えるという声も出ている。人件費や燃料代、段ボール代が値上がりしていることも高騰の理由。物流の2024年問題も背景にあり、トラックドライバーの時間外労働に制限が設けられ、人手不足が深刻化している。ドライバー獲得にかかるコストも料金値上げの一因になっている。加谷は、タワーマンションでの引っ越しについて、管理側の規制が厳しく、引越し業者にすると難易度が高い物件ではあるなどと話した。宮根は、2024年問題をめぐり、繁忙期の3月だけでも時間外労働の制限が緩和されれば、もっと値段を下げられると引越し業者が訴えていたなどと話した。加谷は、特例事項設けるのは1つの手だが、他の業界でも特例を認めるよう要請され、際限がなくなる、入学や入社の時期を分散させることも検討したほうがいいなどと話した。橋本は、時間外労働が増えることで事故が起きるかもしれない、安全性の問題もクリアしなければならないなどと話した。国交省は分散引越を呼びかけている。来月15日から4月6日までが混雑時期とされ、2月以前または5月以降の引越を検討するよう呼びかけている。