物流問題に詳しい首藤若菜はトラックドライバーの労働時間はゆるやかに減少しているが、実態としてはかなり二極化していると考えている。大手企業のドライバーは労働時間を減らしているが、中小企業においてはコスト・人手が足らないため、労働時間を減らせていないなどと話した。物流の未来について、日本はこれから人口が減っていくので、それに伴って少しずつ荷物も減っていくと予想されているが、2030年度までにドライバーの高齢化や人手不足などによって、日本の輸送能力は34%減少すると予測されている。国が設定している標準的運賃について、事業者の半数以上が標準的運賃の7割以下しか支払われていないと回答している。首藤若菜は法的な拘束力があるものではない。運賃の値上げが叶わない実態の背景にはこの業界が過当競争にあるという現実があるなどと話した。