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「インドネシア国家食糧庁」 のテレビ露出情報

インドネシアは世界有数のコメの生産国だが、異常気象などの影響で去年の生産量は過去10年間で最低になった。人口増加とともに消費が伸びる中でのコメの不足に、政府は対応に追われている。インドネシアの庶民の味であふれる屋台料理に欠かせないのが、主食のコメ。ことしは価格が前の年の同じ時期に比べて15%近く高騰した。背景にあるのが、エルニーニョ現象によるとみられる異常気象。去年、インドネシアでは乾季が長くなり、干ばつや水不足が広がった。さらに、世界最大のコメの輸出国・インドからの輸入も大幅に減少した。インドでも猛暑や大雨の影響を受けて収穫量が減少し、去年夏から輸出を制限したため。インドネシア政府は、コメの確保を見直す動きを始めた。まずタイやベトナムなど、インド以外からのコメの輸入拡大を決めた。その結果、去年のコメの輸入量は前の年の7倍に拡大。ことしも国内の供給を安定させるため、去年を上回る輸入量になる見込み。また、異常気象や人口増加などによるコメの不足を見越して、食料の安全保障の観点からも対策を打ち出している。政府は、コメ以外の食品を主食に取り入れるよう呼びかけている。さらに、中国に協力も仰いだ。コメの生産量世界一の中国から、コメ栽培の技術支援を受けることで先月合意。国内での生産量を増やすことで、将来はコメの輸入量を大幅に減らしたい考え。専門家は、世界各地で異常気象が問題になる中、輸入国にとって食料の安全保障への取り組みはより重要になると指摘する。

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