国民民主党の古川元久代表代行に聞く。103万円の壁について。「実質賃金が4か月連続マイナスでデフレに逆戻りする可能性がある。賃金が上がるまでに時間がかかるので減税や生活にかかる電気代、ガス代、ガソリン代の負担を減らし手取りを増やす政策を」。「我々の主張が受け入れられたと判断出来れば予算や税法に賛成する」。物価高対策は?「手取りを増やすこと」。社会保障制度は?「現役世代の負担が重い状況では社会制度そのものが成り立たなくなる」。教育の無償化は?「少子化が加速する中、安心して子育てできる環境を作るためにも大事」。「選択的夫婦別姓は公約として掲げている」。政治改革の課題は?「ようやくスタートしたばかり。自民党都連の問題を含めて派閥の問題も党のガバナンスの問題。政党改革をやらなければ。企業団体献金は禁止しても抜け穴。実効性のある禁止ができるのか議論をしていきたい」。選挙制度の見直しは?「人口構造の変化を踏まえて幅広い視点から議論を行っていきたい」。災害への備えは?「避難所環境を改善する。老朽化したインフラを整備していく」。日本外交の役割は?「自分の国は自分で守る。エネルギー、食料、医薬品や総合的な安全保障を。必要な防衛環境の整備」。選挙とSNSについては?「1人1人が発信できるようになったことは非常に大きい。一方でフェイクニュースをどうするか議論はしていかなければならない」。参議院選挙の目標は?「1議席でも多く増やす。野党間は1人区において地域の協力はあり得る。連立の協力は考えていない」。