予算審議と参考人聴取について、スタジオ解説。来年度予算案の成立に向け、少数与党の石破政権はどの野党を取り込むのか注目されていたが、その相手は日本維新の会だった。高校教育の無償化などを巡る協議で合意し、維新は修正した予算案に賛成する方針。一方、3.8兆円の予算修正案を示している最大野党の立憲民主党は戦闘モードを宣言。国民民主も年収の壁を巡る協議が暗礁に乗り上げ、予算案への反対を表明している。こうした中、裏金問題では安倍派の元会計責任者・松本氏が参考人聴取に応じ新たな証言が出てきた。その1つが、裏金作りにつながるキックバックのシステムについて松本氏が安倍派の幹部に問題意識を伝えていたこと。今回の聴取の中での松本氏のコメントを紹介。“おかしい”と伝えた相手の幹部が誰かは明かされず、松本氏の進言がどこまで共有されたかも不明だが、これまで政倫審に出席した安倍派の幹部らは揃って違法性の認識を否定していた。今回の聴取を受けて野党は、自民党による再調査や安倍派の元幹部らの参考人招致を要求している。松原は「どこか一段落ついたと思わされている部分があるが、終わっていないことが今回の参考人聴取で明らかになった」などとコメント。