福島第一原発2号機で取り出された燃料デブリが事故後、初めて敷地の外へ運び出された。今日、福島第一原発から運び出されたのは原発の事故で溶け落ちた燃料などが冷えて固まった燃料デブリ。重さ0.7gで、2号機から試験的に取り出されたもの。強い放射線に耐えられる容器に入れられ、およそ5時間かけて、茨城県の日本原子力研究開発機構の大洗研究所へ運び込まれた。燃料デブリが原発の敷地の外へ運び出されたのは2011年の事故後、初めて。今後、燃料デブリに含まれる物質から事故が起きた時の状況などを推定し推計880トンある燃料デブリの本格的な取り出しにつなげる計画。