年が明け2025年を迎えたが、高齢化も一段と進み、いわゆる団塊の世代の人たちは全員が75歳以上になった。社会保障担当・池田誠一解説委員が「日本の年齢別の人口を表した人口ピラミッド。70代後半と50代前半あたりにピークがあるが、若い世代にいくほど細くなっていて、少子高齢化が進む様子が一目で分かるようになっている。ことしは後期高齢者の数が2100万人余りに上る見通しで、増える医療、介護の需要に供給が追いつくのか2025年問題とも呼ばれる。差し迫った課題は深刻なのは介護人材の不足。先月、昨年度の介護職員の数が発表され、前の年度よりも2万8000人減り初めて増加から減少に転じたことが分かった。全産業の平均よりも低い給油など待遇面が要因に挙げられている。2040年には介護職員の数に対してこのままだと50万人以上も不足する見通しで、介護や医療の提供体制については抜本的な対策の検討が求められる。健康寿命はこの20年余りで男女とも3歳ほど伸びるなど、元気な高齢者が増えているといわれている。健康づくりは生活の質の向上につながる。まずは自分自身の健康への意識を高めて、できる範囲で体を動かすことなどが年齢にかかわらず大切」とスタジオで述べた。
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